No.16 九州産業大学芸術学部:小論文過去問模範解答

 東京オリンピックに向けて、日本はアートやデザインをどのように活用すればいいと思いますか。芸術表現、ビジュアル、写真、映像、プロダクト、生活環境、ソーシャルなどをキーワードに課題を自由に捉え、具体例を示しながら800字で述べなさい。

 

解答

 東京オリンピックにおいては、国外からの選手団をはじめとして、多くの人が海外から日本を訪れることが予想される。その中で、日本はアートやデザインをどのように活用すればよいか。次に私の考えを述べる。

 

 私たちが考えなければならないのは、東京でオリンピックが開催されるからといって、東京だけで、日本への来訪者を迎え入れればよいわけではないということである。なぜなら、選手団は日本の様々な場所に滞在し練習をするからである。また、東京オリンピックは国家的行事であり、その効果を日本全体に波及させるために、東京以外でも、国内外からの観光客を迎え入れる態勢を整える必要があると考えるからだ。

 

 では、東京のみならず日本全体として多くの日本への来訪者を迎え入れ、東京オリンピックを成功させるにはどうすればよいのか。私は、ツイッターやインスタグラム、フェイスブックといったソーシャルメディアを活用するべきであると考える。なぜなら、こういったソーシャルメディアは、日本国内はもちろん、海外でも広く利用され、認知度が非常に高いからである。それらを活用できれば、日本の歓迎ムードが、個人からの情報発信を通じて世界に広がることも期待できる。

 

 たとえば、オリンピック期間中に、日本国内の主要都市や、地域の観光スポットに、その土地に由来のある日本の著名な芸術家の作品展や地域文化の博覧会を開くことが考えられる。海外で人気のある日本食の体験ができる催し物を開くことも有効だろう。もちろん、東京オリンピックとの関連性や地域の歓迎ムードを演出することが必要だ。そうすることで、日本の著名な芸術家や各地にある伝統文化を、海外からの観光客に発見してもらうことができる。そして、日本の文化の豊かさを体感し、そのプラスの経験を東京オリンピックへとつなげることができる。その波及効果として、ソーシャルメディアを通して世界的に日本のよさの認知度が高まるはずだ。

(800字)