予備校選び

 大学受験をするにあたっては、どうしても自分1人ではできないことが出てきます。それは悪いことでありません。自分の目標を達成するために、信頼できる指導者の下で適切な方法論にのっとって勉強する。それ自体は至極当然です。

 

 ただし、ここで問題となるのは、「どうやって予備校を選ぶか」ということです。

 予備校は、自分に合わなかったからといって、すぐに変えられるものではありません。数か月分を前もって納めなければならない予備校もあります。そのため、どのようにして予備校を選ぶか、ということは大変重要です。

 

 予備校選びには、次の点に注意することが必要だと考えられます。

・料金設定は明確か?

→予備校のWebサイトには料金が記載されていないことがほとんどです。また、案内された料金が一見安価に感じられたとしても、「オプション」や「特別講座」などの名目で後から請求されることもあり得ます。お金は大切ですから、予備校の担当者に念には念を入れて確認した方が賢明です。

 

・体験授業は存在するか?

→予備校の中には、体験授業がなく、いきなり入塾をしなければならないところも少なくありません。その予備校なりの事情もありますが、あくまでも主体は「受講生本人」です。本人が勉強しようという意識をもち、それをアシストする体制が整っているかが重要です。

 

・「個別指導」を謳っているが、本当に「個別」か?

→かつては大教室での集団授業が予備校では主流でしたが、現在では個別指導が大きな比率を占めています。しかし、一口に「個別指導」といっても、実はその実態は様々です。「個別指導」には明確な定義はありません。「生徒1人に対して講師1人」の「完全個別指導」もあれば、「生徒2人や3人に対して講師1人」の「個別指導」もあります。また、「4名以上の生徒に対して講師1人」の「集団個別指導」も存在します。もちろん、どの形態の指導が適切かは意見が分かれるところですが、注目していただきたいのは「生徒1人にかけられる時間とその密度」です。講師1人に対する生徒の人数が多ければ多いほど、生徒1人に対して講師が指導できる時間は短くなるのは当然のことです。その点をいかに考えるかが重要です。

 

・指導法や教材は適切か?

→当然のことながら、予備校は「志望校に合格するための道具」です。その予備校の指導法や教材が適切でなければ成績が伸びることはありません。文面では優れた指導法であるとあっても、本当にそれが指導の現場で実践されているのか、体験授業などで確認することが必要です。また、多くの校舎を展開する予備校に多いのが、教材の均一化、マニュアル化です。「個別指導」と言いながら、実際はそれぞれの生徒に合わせた問題を用意せず、元から決められているマニュアル教材を使用する予備校も存在します。もちろん、指導の均一化は予備校としては必要かもしれませんが、それは受講生個人には関係のないことです。自分に合った教材を選定してもらえる予備校を選んだ方が得策でしょう。

 

以上のような基準で予備校を選んでいけば、後悔のない選択ができると思います。